あなたを紹介したくなる！ビジネス理念を作るための3要素とは？

前回の記事では、

個人理念の見つけ方についてお話ししました。

ご自身の過去の経験（ブランドストーリー）が
あなたの個人の理念につながり、
一人ひとり違うことが、武器になるとお伝えしました。

「なぜ起業したの？に答えられる！ビジネスの目的とは？個人の理念を見つけてみよう！」
http://jpba.okinawa/20220611/

個人の理念が見つかったら
次はビジネス理念を作ってみましょう。

今回は、ビジネス理念の3要素についてお話しします。

ビジネス理念のゴールは、

1. 言えば言うほどやる気が出てくること
2. 紙を見なくても一字一句間違えずに言えること
3.宣言すると周りから応援されること

になります。

ビジネス理念の具体例は、

・デザインカーテンとインテリアの調和で
　「 家族みんなが自然に笑顔になれる暮らし空感」を提案します
・「『経営力教育』で豊かな社会を共に創る」

といった感じです。

まずはこちらの図をご覧ください。

よく、会社や学校、ビジネスの現場などで
「理念」 という言葉を見ることがあると思います。

経営理念、企業理念といったりしますね。

別の言い方をすると

「ミッション」「ビジョン」「バリュー」
「事業目的」「存在意義」

という言い方があります。

これはなにを言っているのかと言うと
「私の会社、 私のビジネスは【これ】のためにやっていますよ」

という宣言文なのです。

なぜ【 これ】 が必要かと言うと、 例えば会社の場合、
大きいビジネスをやろうとすると銀行にお金を借りに行ったり、
投資家からお金を集めたりする場面があります。

その時に「私がお金持ちになりたいから、お金を貸してください」と言ったら、
相手はどんな気持ちになるでしょうか。

「なぜ、あなたがお金持ちになることに協力しなきゃダメなの？ 」
「あなたよりも私がお金持ちになりたい」

など、ケンカになってしまいます。

つまり

【なぜ】 あなたのビジネスに協力する必要があるの？
【なぜ】 あなたの商品が私の生活を良くしてくれるの？
【なぜ】 あなたのビジネスがあることで世の中が良くなるの？

このように、 お客さんや銀行、 協力してくれる人は
【なぜ】 あなたがビジネスをしたいのかの答えを
無意識で聞きたがっているんですね。

そこでみんなが思っているあなたが【なぜ】をやっているの？ を先に答えることで
安心してお客さんを紹介してくれたり、銀行がお金を貸してくれたりします。

この【なぜ】を言葉にしたのが
「経営理念」「ビジネス理念」です。

多くの起業したての方や長年ビジネスやっている方でも
「ビジネス理念が言葉になっていない」ことで
損していることも多いんですよ。

例えば自己紹介の時に
「ホームページを作っています！ 」と言う言い方と

「会社様のブランディングをホームページ制作でサポートしています！ 」
と言う言い方がありますね。

さらに「お客様にこのサービスと出会ってよかったと言われる
ホームページ制作事業を行っています」という紹介の仕方もあります。

こちらの図も参考にしてみてくださいね。

このように自己紹介だけでもお付き合いする会社が変わったり、
売れる商品の値段は変わるのですが、 理念がはっきり決まっていないと
「私はこんな人です！ 」 って言いづらいですよね。

このビジネス理念の作り方は

「ペルソナ（ 一番喜んでもらいたい人は誰か）」
「なにを提供して、お客さんに役に立つのか」
「自分のビジネスがあることで、どんな社会になるのか」

からできています。

ぜひ、ビジネス理念ができたら、部屋に飾る、仕事場に貼ったり、
パソコンや携帯の壁紙にして、いつも見えるところに置いてみましょう。

そして、10回声に出して、違和感が出なくなるまで修正してみてください。

起業の方法やビジネスで
「どっちがいいんだろう」と迷ったら
ぜひ理念を見直してみてくださいね。

きっとヒントがあるはずです。